1人あたり、毎分1リットルの「源泉100%かけ流し」
杤尾又温泉 共同浴場の湯量は毎分100リットル
杤尾又温泉3軒、満室時宿泊者人数は80名~100名
「利用人数1人に対して、毎分1リットル以上」を品質管理の基準とさせていただいています。
これは、この湯量に対してこの人数を越えてしまうと、お湯が濁り、温泉を良い状態に保てなくなる。という目安の数値です。源泉かけ流しのため、自然に浴槽から溢れる量と、浴槽に給湯される量以上に、お湯は循環しません。これは法律や、規則ではありませんので、守らなくても罰則があるわけではありません。しかし、私たちは、この温泉を求めるお客様に、可能な限り良い状態で湯治をしていただきたいと考えています。
源泉湯宿を守る会


杤尾又温泉の大浴場は、浴槽の底を伝うように塩ビ管が貼り巡っています。その塩ビ管の中にはスチール製のパイプが通っておりこの中を不凍液という液体が流れています。冬になるとこの不凍液を設定温度まで温め循環させます。すると、浴槽内の温度が、すこーしだけ高くなるのです。イメージ的には、お鍋をじわじわとろ火にかけるイメージです。お鍋は浴槽で、浴槽ごと底から温めるのです。こうすることで、源泉からの距離を離すことなく、尚且つ、循環しないので塩素を入れる必要もありません。
見た目には「なんで塩ビ管?」となるのですが、安全面を考えてもやけどの心配がありません。また、衛生的にもすぐに交換できるなど、温泉を安全に維持管理するためにも、良いパートナーなのです。ここはどうかご愛嬌と思ってください。



















