・自在館の現代湯治食のルーツのお話
・昔は湯治というと1ヶ月から2ヶ月くらいしていた
・当時は自炊がメインだった。というか全員自炊だった。
・ご飯(白米)だけ「私は半合!」「ここの部屋は1合!」と注文を受けていた。
・ところがある時、宿の湯守が食べてる賄い飯を「ちょっと分けて」とお客さんから要望があった。
・しばらくすると「おかずを分けてもらえるらしい」と噂が広まった。
・気がつけば、自炊よりも賄いの方が楽で、美味しいからお客さんの殆どが賄いを分けてくれと注文をするようになった。
・これが自在館の湯治食の始まり
・賄いなので、基本的に地元の人が日々日常食べる、家庭料理 ・特別豪華なものではありません
・長期滞在をするお客様からすると、そういう食事の方がよかったのです ・毎日豪華絢爛、懐石料理食べていたら、カロリーオーバーで胃も疲れちゃいます
・そんな歴史を引き継ぎ、今では地元のお母様達が、現代湯治食とはなんぞや??という命題を日々研究しながら、お献立を考えています。
という、自在館の湯治食のルーツでした。