放射泉は、浴びてはいけないのか?
放射線というと、チェルノブイリ原子力発電所や、東日本大震災での原発事故という私達にとって悲しく、辛い事件もあり「害悪である」というイメージが定着している。もちろん、強すぎる放射泉は体に害であり、便利な反面、私達の生活を根本から脅かす脅威になりえます。原発だけでなく、日本は広島、長崎の原子爆弾投下という悲劇の歴史を経験していることから、放射泉への認識は厳しい。しかしその一方で私達が理解しなければならないのは、地球上で人間が人為的に操作しない限りそのほとんど、いやむしろ全てと言ってもいいほど致死量に達する放射線量には達しない。もちろん、地球という人間が生きるにはこれ以上ない環境に限っての話で、宇宙では高密度の放射泉はあらゆる惑星、銀河に漂っていることを忘れてはいけない。
つまり、放射泉=「害」ではなく、地球上において人間が意図的に操作し、事故、あるいは人為的な敵意を持って使用しない限りは、ほとんどの場合「害」にはなり得ないということです。
自然界には当然、放射線は存在します
ちなみに、前段階として放射線を観測するために、いくつかの単位があります。北陸電力さんのHPもとっても分かりやすいので参考にご覧ください。
- ベクレル (bq):放射性物質が放射線を出す能力(強さ)を表す
- シーベルト(sv):放射線を受けた時の人体への影響を表す
- グレイ (gy):放射線のエネルギーがどれだけ物質に吸収されたか
特に、耳にするのはシーベルトです。人体への影響を表す指標です。
1シーベルト = 1,000シーベルト = 1,000,000シーベルトと、なります。
単位を間違ってしまうと、えらいことになりますので注意が必要です。
私達の身の回りには、ごくごく自然に放射線があふれています。主には宇宙から降り注ぐ放射線(宇宙線と呼びます)です。宇宙には強弱様々な放射線(宇宙線)が飛び交っています。強いものは、私達が想像もできないような単位の強さのものまであります。ヤバイ、とだけ言っておきます。私達の地球は、磁場の影響で宇宙線が人体に影響のないレベルまで減少して届きます。そのおかげで私達は、日頃放射線にさらされてはいますが、健康を害する放射線量を受けずに済んでいます。その他にも、地表・海・川には様々な放射性物質があります。その一つが、ラジウム鉱石、ラジウム温泉はこの鉱石を含んだ温泉ですし、ラドンという気体も存在します。これも放射性物質。そう、ラドン温泉はこれを含んだ温泉です。
ある著書「医師も認める!!美容&健康の最新療法」辰巳出版に寄れば年間の放射線の人体の影響は下記の通りです。※単位は全てミリシーベルト(mSv)
- 10,000 :死亡確率100%
- 3〜5,000:死亡確率50%
- 1,000:10%の人に悪心、嘔吐、不調
- 500 :抹消血中のリンパの減少
- 250 :これ以下の線量では治療の必要な報告なし
- 6.4 :世界で被ばく量の多い地域の年間量
- 2.4 :世界の平均的な人の被ばく量
- 1 :国際放射線防護委員会(ICPR)の定める年間被ばく上限
- 0.05 :レントゲン写真1枚の平均被ばく量
ICPRについては、こちらをご覧ください 国際的な組織ですが、様々な意見が別れております。そもそも、私達は普通に生活していてICPRの上限超えてしまいますから・・・これから、ますます研究が進んで元明らかになっていくことと思いますし、私達自身で考えるあくまで一つの材料ときっかけと考えることが大切だと思います。
放射線自体が害なのではなく、要は「量」や「強さ」が肝心なのです。放射線に限らず、ほとんどの物質は多量に摂取すれば体にとって害となります。それは、放射線だけに限らないのです。