もくじ
「湯治って、何するんですか?」
湯治、というと何かものすごく小難しい、又はちょっとかたくて古臭いイメージをお持ちの方が多いようです。
「湯治をしてみたいけど、自炊なんですよね?」
「何か特別な用意がいるんでしょうか?」
と、このようなお問い合わせも結構あります。
何もしなくて結構です。むしろ、何もしないでください。
小難しいことは一切ありません。
ただただゆっくり、のんびりとお湯に身を委ねてください。
ボーーっとしてください。
眠くなったら、思いっきりお昼寝してください。
自在館ではチェックインは13:00〜、お風呂はそれ以前に早く到着されてお使いいただけます。
そして皆さん、かなり早めにチェックインをされ、ひたすらにお風呂に浸かります。
中には文庫本を持ち込んで、じっくりと読書される方も。
電子機器でなければ、かまいません。
長い方では1日3時間以上、もっと長い方は5時間以上もお湯に浸かります。
普通、旅館のチェックインというと15:00〜が一般的です。
色々な観光スポットを回って、17:00にチェックイン、一風呂浴びて、さあ宴席だ!という流れが王道かと思います。
自在館では、早めのチェックインをおすすめしています。それはとにかく、ゆっくりとお湯に浸かっていただきたいから。そして、できればのんびりとお昼寝をしていただきたい。
最近、のんびりお昼寝した覚えありますか?
ぬるい湯に、30分以上浸かっていると副交感神経が活発になり身体がお休みモードに入ります。目も重くなり、本当に深い眠りにつけます。
「こんなに眠ったのは久しぶり」
皆さん、このような感想をおっしゃいます。
湯治といっても特別なことはありません。身体一つ、本当に休もうという気持ち一つで、良い静養ができるのです。
休むことは、現代人にとってとても難しいこと
休むということは、実はとても現代人にとっては難しいことだと思います。
お休みのとき、
何かしないと、なんとなく不安だ・・・
SNSを見て、なんとなく気が焦る・・・
仕事の電話にドキリ・・・
暇だ、とりあえずスマホ、スマホ・・・・
こんな経験ありませんか?
休みといっても、朝から晩まで、何かしらの情報が右から左に流れます。ものすごい勢いで。頭も、心も休まるはずがありません。
だから、何もしない、ぼーっと心も体も空っぽにすることがとても大切だと思います。
たまには、緩めてあげなければ。
いつか、必ずプツンと、切れてしまいます。
湯治は、より幸せな人生を歩むために必要な良い休養の一つの選択肢です。
良い休養は、人間をより豊かにする。
私達はそう考えています。
人間は生き物です。疲れだってたまります。
休養は生きる上で欠かせない、重要な行動なのです。
そして、休養の取り方にも様々な選択肢があり、自分自身に心地よい方法を見つけることが一番です。
湯治があなたの人生を豊かにするお役に立てれば、私達はこれ以上嬉しいことはありません。
自分自身にぴったりの、静養の取り方を探してみてくださいね。