もくじ
旅館とは全く関係ない内容ですが、知って欲しいことなんです
若旦那です。写真の犬は、私と若女将で飼っている「ひかり」という女の子です。山奥に来てから丸3年程経とうとしています。もともとは飼い主から捨てられてしまい、保健所にてあと1週間で殺処分、というところをたまたま私達が知り、我が家で共に生活することになりました。私達も新しい家族として、ワンコを探している最中でしたのでタイミングにも救われました。
あまりに多い殺処分
調べて知ったのですが、現在の日本の犬猫の保健所での殺処分数は年間約4万匹という結果が出ています。毎日110匹の、犬や猫が殺処分されているのです。そしてそのほとんどが、人間のわがまま。心ないブリーダーが、交配に失敗して売り物にならないからと捨ててしまう例。飼ってみたけど、手間がかかりすぎりあまり、自分勝手に捨ててしまう例。後を絶ちません。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
捨てられてしまった犬や猫達、とっても良い子達ですよ
たまたま縁あってうちに来た「ひかり」。犬の名前です。ですが、とっても良いこです。ほとんど無駄吠えすることもなく、待て、などのコマンドも難なく覚えてしまいました。家の中で一緒に生活していても多少お漏らししてしまうこともありますが、人間に合わせて生活してくれています。とっても人間が好きで、撫でて撫でてと、いつも擦り寄ってきます。
何があったのか、最初は道路へ出ることを頑なに拒み、人間の手を極度に怖がっていました。
今でこそ、人間に馴れてくれましたが、ウチに来た当初は外出することを極度に恐れて、リードをつけていても全く外へ連れ出すことが出来ませんでした。床へへばりついて一歩も外へ出ない構えでした。又、極度に人にビクビクしており、震えが止まらない状態でした。一体どんな経験をしたのか、想像すら出来ません。相当にショックな経験をしたのでしょう。それもただただ、人間のわがままなのです。
飼い犬や飼い猫を捨ててしまった人をとやかく言うつもりはありません。自分だって環境によってはそうしてしまうこともあるかもしれない。だからこそ、よく考えて欲しい。ペットを飼える環境なのか、又どうしても諦めなければならない時の、この子達のその後を・・・・
私自身、申し訳ないくらい未熟な人間です。起きたことにどやこや言える筋合いはありません。ただ、この子をウチに招いて本当に思います。捨てられてしまった子達は本当に、良い子達です。なんで捨てられたのか、少なくともウチに来た「ひかり」に関しては全く理由が浮かびません。こんなに良い子が、なぜ捨てられてしまったのか。
だから、これからペットを家に迎え入れる予定の方は、自分達の環境をよく考え、又、最悪の事態に備え、その後どうするのかまで、よーーーーく考えください。又、ペットの里親を募集している団体もあります。うちもこちらで「ひかり」に出会いました。
https://www.pet-home.jp/
又、救える命があるのであれば、里親という制度も知ってもらえればと思います。一匹でも、不幸なこが生まれないように、ただただ願うばかりです。